お灸が体に良い理由。
私たちが普段の生活で感じることのある痛みや不調の中には、「病院へ行くほどでもないかなぁ」というほどの些細な不調は、思いのほか多いです。
なんとなくの体調不良は、日々の疲れと体の冷えです。
特に私たち日本人の体質は高温多湿な環境や日本の食文化の影響から冷えやすくできています。
遠い昔、飛鳥の時代に中国から伝わった鍼灸の技術は、日本独特の気候や風土、文化の中で様々な工夫がなされ独自の発達をしてきました。
冷えやすい日本人の体質には、つぼをじんわり暖かく刺激する「お灸」が、私たちの体質にはもってこいの不調の改善方法です。
お灸や指圧でツボを刺激することで、体の血流をスムーズに整えます。
内部にじんわりと届くお灸の熱や痛気持ちの良い指圧の刺激は、内に澱のように貯まったモヤモヤを「ホッ」とする息とともに体の外に吐き出してくれます。
「ホッ」とする気持ちは、自律神経の働きを整えようとしてくれます。
暖かい体は免疫力も代謝の向上にも良いです。
お灸は、私たち日本人の体質に合った温め方なのですね。